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MIKAMI "GLIDE LIFE"

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山と向き合うこと


 最近は邪念が多い。 自分で作り出した邪念は、大抵他の人に向けられた対抗心だったり、不満だったり、嫉妬心だったりする。
自分が今の立ち位置で何に対して全力を注いでいるのか、それが損得勘定でなく、ピュアでなければいけない。 剥き出しの欲望で構わない、それがピュアであるならば。

 僕は長い間雪の上に立ち、スノーボードという相棒と山にラインを描いてきた。
今は山岳スノーボードという世界にどっぷりと入り込んでいる。
 まだまだ十分なほど経験を積んできているわけではないが、
昨今流行っているバックカントリーとは求めるところが明らかに違う。
ゲレンデのパウダーを滑るのは普通のスノーボードだし、ちょっとコース外的なところを滑る一般的にはサイドカントリーと言われているものの延長にバックカントリーを感じる人が多いのではないでしょうか?
山岳スノーボードはその全てと違います。

私自身に言い聞かせるつもりで書いているので、目にとまった人も気にしないでください。

ある友人に、「山岳スノーボードで必要なファクターの中の、スノーボードの技術の占める割合は2割くらいで、もっと多くのことを学ばなければいけない」と諭されたことがある。
全くその通りだと思う。
山を滑っているのであって、それは恐ろしいほど美しい自然と、裏には剥き出しの襲いかかる自然の中に身を置くということだ。
真摯にその全てを受け入れ、そして自然の一部に同化していく。
喧嘩しても勝てっこない相手、 文句を言っても受け入れてくれることのない相手の懐の中で生きて帰るという最も基本となる目標を成し遂げるために、自分が常に変化し、想像し、観察し鍛錬し行動することが山岳スノーボードなのだと思う。

僕の愛する谷川岳にも猛者がいる、彼らは長い間ここでものすごく多くのフォールラインをドロップしている。 タイミングを考えると多くないそのチャンスの積み重ねは、考えられないほどの精神力と体力、技術の歴史とも言える。
山との向き合い方、それは自自身と向き合うことであるように思える。
僕にとって毎日考える、課題。
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Profile

HN:
KOJI MIKAMI
年齢:
58
HP:
性別:
男性
誕生日:
1966/08/25
職業:
Snowboarder
趣味:
Surfing Snowboarding
自己紹介:
Surfing, Snowboard, Bike,

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